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孔子廟・唐人屋敷

 

  孔子廟
 

 

孔子廟はオランダ坂やグラバー園、大浦天主堂とかの近くにある。

その名の通り、孔子をまつってある場所。

長崎の観光名所の中では比較的マイナーだが

実はけっこう、すごい場所かも…

 


  有名な一節
 

     

入り口入ってすぐのところにある、論語の有名な一節。

「そうか! 孔子ってこの人か!」

と、文学とか歴史とかに疎い人でもこれを見れば思い出すだろう。

 


  とにかく中国
 

中はすっかり中国。

中国っぽい臭いのするお香が焚かれているし

中国風なメロディも流れている。

そして中国らしい建造物。

ちょっとした異国情緒が味わえる。

修学旅行生がたくさん来ていた。
しかしさすがに女子高生にはツラいかな?

写真の狛犬の口の中には石の玉が入っている。

玉はきちんと本体と分離されており、手でコロコロ転がすことができる。

が、口の中から取り出すことはできない大きさ。

「この玉、どうやって中に入れたんだろう?」

とちょっと考えてしまった。

(たぶん、口の中で石を削って球状にしたのではないかと思う)



  孔子は「神」
 

孔子は中国において今では「神」として崇められている。

同じく三国志の英雄・関羽もまた神としてまつられている。

(長崎では崇福寺に関羽像がある。)

…ということを考え出すと、三国志ファンとして

むずむずと心がくすぐられてしまう。

「帝」を越え「神」にまでなったのは中国史上でも孔子と関羽の2人だけだ。

 


  博物館がすごい
 

ややオマケっぽい感じで博物館もある。

で、全然知らずに入ってみたら、実はこの博物館こそがすごかった!

北京・故宮博物院(紫禁城)と中国歴史博物館の展示品が

2年おきくらいのローテーションでここに運びこまれ、展示されている。

この手の展示品って、私のようなワカランチンが見ても

ネコに小判、豚に真珠、馬の耳に念仏で

「へー。すごいんだー。」

くらいで終わってしまうケースが多いものだが

ここの展示物の場合は違う。

「う~ん、これはすごい! これは貴重そうだ。」

と素人さえも唸らせるすごさがあるのだ。

照明などの見せ方がうまいのかも知れない。

私を感動させた、頭が動物の像(パンフレットより)

 


  唐人屋敷

唐人屋敷とは、中国人版「出島」。

鎖国時代、オランダ人の居留は出島でのみ許され、

中国人は唐人屋敷でのみ生活が許された。

 

現在、屋敷そのものは残っておらず、

当時を思わせる4つの建物が町中に点在しているのみ。

場所は中華街から東へ5分ほど歩いたあたり。

唐人屋敷全体図(道端の看板より)

最初に目にする「土神堂」


全体でおよそ30分くらいの散歩コース。

ま、それほどすごい!というわけでもないし

面白い!というわけでもないが、

時間もかからないし、お金も要らないので

気軽に立ち寄るといいと思う。

こんなアジアンな町並みの中にある

 



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2003.5