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アトピー日誌 ~梢の場合~

2003.11.19 梢誕生

2004.2.12 (0歳2ヶ月)
数日前から耳の横がかゆいらしく皮膚を掻き壊して少し汁が出たりしていたので耳鼻科を受診。
「赤ちゃん特有の湿疹でしょう。」ということで、リンデロンA軟膏が処方される。
その場でも先生がペロッと塗った。
リンデロンAはいわゆるステロイド剤で、ネットで調べたところによると
5段階評価で3という、赤ちゃんに塗るにしては強い薬。
ステロイドの威力は強力で、夕方までには皮がペロペロむけてほとんどきれいになった。
その強力さにビビり、夫婦間で協議の末、この薬は滅多に使わないでおくことにした。

2.23 (0歳3ヶ月)
耳の前の皮膚が剥けて汁が出るようになっていたので小児科受診。
ステロイドの不安を訴えたらとりあえず保湿剤が処方された。
この時点ではまだ 「アトピーではないと思う」とのこと。

午後、皮膚科を受診。
皮膚科では弱いステロイド軟膏(アルメタ)を処方される。

その後、2週間アルメタを塗るが改善しない。
皮膚科には何度か行き、生活習慣(風呂温度など)に注意と言われる。
手足のざらつきが気になるが相談しにくい。

3.8 (0歳3ヶ月) アトピーと診断
小児科を受診。ここで初めて「アトピーかも」、と言われる。

(かみさんがたいそう落ち込む)

飲み薬(たしかザジテン)が処方された。それとステロイド入りの軟膏。


2004.3.9 (0歳3ヶ月) 初めて医者から「アトピーかも」と言われる


2004.3.10 (0歳3ヶ月) 耳の横に湿疹ができている。

~部屋の掃除を開始~
部屋のホコリなどがアレルゲンとなる場合があるとのことから、掃除などを始める。
布団を干して掃除機掛け。掃除機は私が花粉症だったこともあり、
オキシジェン」というスエーデン製の、アレルギー対策には最良と思われるものを
買ってあった。

この掃除機による掃除は、結果的にあまり梢のアレルギーとは関係なかったのだが
白黒ハッキリさせるという意味で高い性能の掃除機は買っておいてよかったと思った。


2004.3.12 (0歳3ヶ月)


2004.3.20 (0歳4ヶ月) 初めておっぱい以外のもの(果汁)を飲んでみた直後。超まずかった様子。


3/21 かいて傷口から出血。ガーゼで手袋を作る。口の周り、後頭部もかゆいらしくよくかく。


2004.3.23 (0歳4ヶ月) 引っ掻き対策に、ガーゼで作った手袋をかぶせた。

3/23 小児科再受診。先生は少し良くなったと言うが、よくなってない気がする。


2004.3.24 (0歳4ヶ月)

3/26 顔の湿疹が落ち着いたと思って薬を塗らなかったら、悪化。
   ステロイドが弱いのか、塗り方が少ないのか?

3/30 多少よくなった。
   かゆそう。ウチワであおいだらごきげんになった。


2004.3.31 (0歳4ヶ月)


2004.3.31 (0歳4ヶ月)


2004.4.3 (0歳4ヶ月)


2004.4.3 (0歳4ヶ月)


2004.4.6 (0歳4ヶ月)

4/9 ステロイドを塗るのが不安でしかたがない。顔面にほぼ毎日塗ってる。やめるとひどくなる。
  効果があまり感じられない。ステロイドをやめて治療したい。


4/10 (0歳4ヶ月) 主治医との出会い
保健士さんから電話があり、アトピーで悩んでいると相談したところ
紹介してくれたので、そこへ受診。

その先生はかみさんの話もよく聞いてくれ相談もしやすく、
この日以降、梢の主治医となる。

血液検査。
かみさんがなるべくステロイドを使わないで治療したい旨伝え、
塗り薬はアズノール。飲み薬はザジテン

4/15 (0歳4ヶ月) 血液検査の結果
血液検査の結果、卵・牛乳・小麦粉・米に反応アリ。牛乳の数値が特に高い。
皮膚が抜けたところはとびひになりやすいので注意。

が、梢はまだおっぱいしか飲んでない。
(離乳食はあまり早いとよくないという話があり、まだ始めていない)
アレルゲンがおっぱいを経由して体内に取り込まれることは
考えにくいとのことだが、
とりあえずかみさんが卵と牛乳を摂取するのを控えてみる。
が、効果がハッキリせず、この時の食事制限はうやむやのまま終わる。


2004.4.15 (0歳4ヶ月)


2004.4.15 (0歳4ヶ月)

4/20 ~かみさんの落ち込みがひどい~

4/23 (0歳5ヶ月) 帰省で長野へ
かみさんと梢の2人で、飛行機および新幹線で長野に帰省する。
長野では涼しいせいか、あまりかゆがらなかった。

アトピーは本来乾燥肌。皮膚の表面が割れて外界からの刺激を跳ね返せない。
じゅくじゅくはバイ菌によるもの。

~ステロイドを使わないアトピー治療~
皮膚の乾燥をアズノール(保湿剤)で抑え、
じゅくじゅくしたところは抗生物質を塗って対処。
ただし、抗生物質は菌が耐性を持つ恐れがあり、
医者的にはあまりオススメでないとのこと。
できればステロイドを使った方がいいようだ。

4/25 長野⇒東京の実家へ

5/2 茨城の実家に移動
私(夫)と合流し、茨城の実家で過ごす。
実家では猫を飼っている。
ネコの毛もアレルゲンとなる恐れがあるので心配だったが、
特にそれが原因で悪化する様子はなし。
わりと平気なようだ。

5/3 肘がひどい

5/9 長崎に戻る

5/13 車のチャイルドシートに保冷剤やアイスノンを置く

5/24 長崎⇒東京
かみさんが友人の結婚式に出席するため、
かみさんと梢だけ再び東京の実家に帰省

5/31 東京⇒茨城の実家
移動ついでに、東京にあるアトピー専門の皮膚科を受診。
長期的に診ることができないのでここでは相談だけ。
やはりステロイドの使用を薦められる。

6/5 茨城⇒長崎


2004.6.6 (0歳6ヶ月)

6/8 長崎の主治医に見てもらう。
ロコイド(ステロイド剤。強さは「中」)が出る。肘の皮膚が抜けたところにロコイドを塗る。
食事記録をとるよう言われる。


2004.6.9 (0歳6ヶ月)


2004.6.9 (0歳6ヶ月)

6/12 とびひの恐れがあるので、顔にもロコイドを塗るよう指示が出る。

6/19 ワンランク強いステロイド剤であるボアラ(強さは「強い」)が出る。

6/23ドクターミトン かゆいっこ」という、ひっかき対策用の手袋をネット通販で購入。


かゆっこひじガード (写真は2004.7.18 0歳7ヶ月)

ツルツルしていて引っ掻いても皮膚を傷つけにくいという手袋。
肘まであるので外しにくい…はずだったが、
梢はこれを簡単に外してしまう。

6/24
お粥を食べ始める。

6/25
耳だれが少し出ていたので耳鼻科を受診。


2004.6.27 (0歳7ヶ月)

6/30
かみさんが限界に達し、もう薬塗りたくないと言うので、
私が寝てる隙にステロイドを塗った。

以降、2、3日の間私が塗ったら明らかによくなった。
やっぱりかみさんの塗る量は薄過ぎて足りない。
それと、寝てる時に塗るのが効果的なようだ。
(掻いたりしないので薬が剥がれ落ちない)

7/3 (0歳7ヶ月) 小麦制限開始
主治医の先生のすすめで、とりあえず2週間だけかみさんが小麦を制限することにした。(ついでに卵・牛乳も)
1歳未満の子供のアトピーには6~7割が食べ物が関与しているのだいう。
小麦・乳製品・卵を取らない食生活を送ることになる。

かみさんはかなり懐疑的。「ほんとか?」とか書いてある。
私も食事制限は栄養不足などの悪影響が出ないか心配で、
というか「食べ物は悪くない」という考えがどこかにあり、
あまり気が進まなかったが、とりあえず2週間だけやってみて
効果が無ければ戻せばいいということで承知し、始めることにした。

⇒ 結果的にこれがその後の経過に大きな影響を及ぼすこととなった。

また、数日前から私がステロイドを塗って肌の状態がよかったので
ステロイドは一時的に中止。

7/4 保湿剤として椿油を使い始める。(全身に塗る)


2004.7.8 (0歳7ヶ月)

小麦除去を開始して数日は、小麦除去の効果よりも
ステロイドを止めたことの方が目立ち、肌の状態は悪化してるようにしか見えなかった。

が、5日目の時点で「峠を越したような感じがした」と記してある。
(私にはその時点ではまだ何も変わってないように思えた)


7/9 かみさん追突される。

7/18 冷蔵庫を買った。かみさんは整体へ。

追突により、かみさんは首を痛めた。
医者からは安静するようにとの指示が出たが、
以前私が腰を痛めた時に施術して頂いた整体の先生のところに連れて行ったら
「逆に動かさなきゃダメだ」
と言われ、あれこれやってもらったらすっかり良くなった。

ちなみに梢は何ともなし。
子供は身体が柔らかく、そういう場面にはけっこう強いんだとか。


2004.7.22 (0歳8ヶ月) 梢のアトピーが目に見えてよくなってきた

食事制限を始めたら、みるみる皮膚の状態がよくなった。

しかしなぜ小麦がよくないのか?
一説によると、現在小麦のほとんどは外国からの輸入で
船で長い時間かけて輸送してくるため、
大量に保存料・防虫剤といった化学薬品を使っているから
というのがその理由とのこと。
したがって同じ小麦でも国産品なら大丈夫らしい。

とはいえ、梢のアトピーがよくなった理由が
本当に小麦のせいだったかどうか、ハッキリとはわからない。

なにしろ日々グングン成長して体が強くなっているので
たまたま良くなる時期にさしかかっていたのかもしれない。

特に、8ヶ月過ぎ~1歳くらいから症状がみるみる改善するパターンは
けっこう多いらしい。

いずれにせよ、この頃から梢のアトピーは明らか変化した。
顔はみるみるきれいになっていき、薬がほとんど要らなくなった。
が、首や肩、肘、膝などはまだまだで、
それらがツルツルになったのはたしか2歳くらいだったと思う。

が、顔と違ってその他の部分は引っ掻き対策がわり容易なので
ずいぶん気が楽になった。

7/27 ザジテンやめ。小麦除去を解除。(国産小麦の物へ)

8/5 小麦全面解除。


2004.8.7 (0歳8ヶ月)


2004.8.22 (0歳9ヶ月)

10/9 浄水器(ハーレーII)購入

水道水に含まれる有害物質もアトピーの一因になっているのでは?
という推測の元、浄水器を購入。
結果的に、梢のアトピーにはあまり関係なかったっぽいが、
浄水器自体は気に入って使っている。

 

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